長井龍雪は背中で語る
長井龍雪さんは背中で語る。
背中を映すタイミングをよく心得ていて、大事にしている。
『とある科学の超電磁砲S』11話(絵コンテ:長井龍雪)
背中を映すということは、
顔を映さないということでもある。
背中で語り、
そして、顔を映す。
何故、最初に背中を映すのか。
それは、被写体を振り向かせたいからだ。
『とある科学の超電磁砲S』1話(絵コンテ・演出:長井龍雪)
振り向くことで、
顔が見えるようになる。
顔が見える・見えないという変化は
ほかのどんな芝居よりも大きな印象変化をもたらす。
だから、振り向かせるのだ。
長井龍雪は背中で語る。
と見せかけて、
本質は振り向かせることにある。
という、長井龍雪演出論でした。
「背中」や「振り向き」、
あるいは「視線の動き」に着目して
長井龍雪さんの作品を見てみると、
特徴を掴みやすいように思います。
とある科学の超電磁砲S 第1巻 (初回生産限定版) (特典ディスク付き) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル (UPGDP)
- 発売日: 2013/07/24
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (25件) を見る